最新情報！「2018年にWiMAXのサービス終了を公式発表」について解説

現在WiMAXの通信サービスは「WiMAX」と「WiMAX2+」の2つのサービスを提供しています。

しかし2018年の4月1日には「WiMAX」のサービスが終了し、「WiMAX2+」サービスの一本化になるのではと噂されています。

実のところ、WiMAXの大元であるUQコミュニケーションズからは正式な発表はありません。プロバイダに確認をしたところ、「2018年3月31日で『WiMAX』のサービスが終了するという認識で間違いない。」と返答をいただきましたので、噂は本当のようです。

1 初心者のために「WiMAX」と「WiMAX2+」の違いから
- 1.1 「WiMAX」とは・・・
- 1.2 「WiMAX2+」とは・・・
2 そもそも「WiMAX」のサービスが終了するのはなぜ？
3 「WiMAX」のサービスが終了するまでどうしたらいいの？注意点は？
- 3.1 すでに契約している方
- 3.2 これから契約を検討している方
4 まとめ

初心者のために「WiMAX」と「WiMAX2+」の違いから

そもそも2つのサービスの違いを知らない事には話は始まらないですよね。簡単ですがサラッと「WiMAX」と「WiMAX2+」の違いをご説明しましょう。

「WiMAX」とは・・・

2009年にサービス提供が開始され、下り速度が40Mbpsからスタートし現在13.3Mbpsへと速度が低下中。2018年3月に向けて通信エリアの縮小や通信速度の低下がますます進むことと思われる。
「WiMAX2+」のサービスが始まった当初は、通信エリアも広く通信制限が無いことから「WiMAX」の方が主流となっていた。

「WiMAX2+」とは・・・

2013年にサービス提供が開始され、現在下り最大440Mbps・上り30Mbpsと固定回線と同等レベルの通信速度を誇っている。通信エリアは人口カバー率99％以上とほぼ日本全国で利用可能でまだまだ拡大中。
「WiMAX」と比較すると利用料金は若干高めだが、固定回線（光）と比較すると断然お得。

そもそも「WiMAX」のサービスが終了するのはなぜ？

別に「WiMAX」と「WiMAX2+」がそのまま利用できるようにすればいいじゃないの？っていう方もいますよね。
実は「WiMAX」サービス終了には「WiMAX2+」のパワーアップが大きく関係しています。

そもそも電波には利用できる周波数がきっちり割り当てられています。利用できる電波のうち2595MHｚ～2645MHzの50MHzだけがWiMAX専用の周波数となります。
これは日本国内の使用可能な電波のうちほんの少し、当然ドコモやソフトバンクと言ったキャリアの領域に比べて小さなものです。

またこの小さな周波数の領域を「WiMAX」と「WiMAX2+」で分けているため、効率が悪いと考えたUQコミュニケーションズは、いかにユーザーに満足してもらえる通信速度を確保するのかを一生懸命考えた結果・・よし！「WiMAX」の周波数を「WiMAX2+」に割り当てて一本化して高速化を図ろう！と決めたのです。

実はUQコミュニケーションズは2013年に通信速度の高速化の計画案を公表していました。

この計画ですと、すでに2013年の段階で2018年度に向けた「WiMAX2+」一本化は決まっていたのですね。

「WiMAX」のサービスが終了するまでどうしたらいいの？注意点は？

ここからが本題ですね、「WiMAX」のサービス終了に伴い、現在すでに契約している方とこれから契約を検討している方で注意点やアドバイスが違います。

すでに契約している方

まずは契約内容（プラン）を確認しましょう。契約したプロバイダの公式サイトからマイページまたはお客様ページへログインすることでご確認できます。

契約内容が「WiMAX2+」の料金プランであれば問題ないのでそのままご利用できます。

「WiMAX」の料金プランで契約中の方は「WiMAX2+への機種変更キャンペーン」または「WiMAX2+への乗り換えキャンペーン」をご利用ください。こちらから簡単にキャンペーン内容がご確認できます。
UQ WiMAX 各WiMAXサービス提供会社の機種変更お手続き方法一覧

各社キャンペーン内容は若干差はありますが、契約解除料（違約金）免除・月額利用料の割引・端末料金無料など、かなりお得に乗り換え・機種変更ができるのでオススメです。

これから契約を検討している方

現在どのプロバイダも「WiMAX」での新規加入受付を行っていません、全て「WiMAX2+」での契約となります。あとは通信量7GB/月の基本プランなのか通信制限無しのギガ放題プランかを選ぶだけです。

注意する点と言いますと、これからWiMAXのサポートが終了するにあたり「ノーリミットモード」が不要になります。ルーターを選ぶ際に、ノーリミットモードに対応している機種は選ぶ必要がありません、現在各プロバイダが勧めている機種は全てノーリミットモードに対応していない機種なので特に気にすることはなさそうです。