WiMAXとドコモのWi-Fi STATIONならどっちが得か徹底比較

WiMAXとドコモのWi-Fi STATIONならどっちが得か徹底比較
モバイルWiFiについて調べると「WiFi STATION(ワイファイステーション)」という言葉を目にしませんか?この「WiFi STATION」は大手キャリアの「docomo(ドコモ)」が取扱うサービスで、「WiMAX」と同じモバイルWiFiの仲間です。

モバイルWiFiを検討している方にとって重要なポイントは料金と通信環境の2点です、このような通信サービスはなんとなく契約してしまうと後悔してしまいますよ。

ここでは失敗しないための賢いモバイルWiFi選びを、ポイントを押さえて簡単に紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

WiMAXとポケットWiFiはどんな人におすすめなの?

WiMAXはこんな人におすすめ

毎日のように動画を見る
ファイルのダウンロードをよくする
通信量を気にせず高速通信がしたい

WiFi STATIONはこんな人におすすめ

ドコモのスマホを利用している
家族全員ドコモユーザーで、夫や子供が単身生活をする予定
データ通信はスマホよりもPCの方が多い

WiMAXとWiFi STATIONの比較

「WiMAX」と「WiFi STATION」のモバイルWiFi端末比較

「WiMAX」とドコモの「WiFi STATION」の最新端末についてスペックを比較してみました。

 Wi-Fi STATION
docomo
WiMAX2+
対象機種Wi-Fi STATION N-01JSpeed Wi-Fi NEXT W03
下り最大速度PREMIUM 4G(高速通信):788Mbps
LTE:200Mbps
WiMAX 2+(高速通信):440Mbps
4G LTE:225Mbps
対応ネットワークエリアLTE(PREMIUM 4G/LTE)
3G
WiMAX 2+
au 4G LTE
稼働時間連続通信時間
約11時間
連続通信時間
約12時間
サイズW98×H62×D13.6mmW120×H62×D11.4mm
重量約110g約127g
このモバイルWiFi端末比較表で注目する点は下りの最大速度です。公式サイトのスペック紹介では端末の性能のMAX通信速度を明記していますが、この速度を出せるエリアは都市部のごくわずかです。

基本的にWiFi STATIONはスマホ回線と同じエリア・速度です。端末のスペックだけを比較するとWiFi STATIONの方がよく見えますが、実際の通信環境で比較すると結果は違ってきます。

「WiMAX」と「WiFi STATION」の料金・速度制限を比較

2社の料金形態は全く違います、プランや月間の利用可能データ量によって月額利用料金が大きく変わるため目的に応じてしっかりと比較する必要があります。

月間の利用可能データ量だけではなく、速度制限についても知っておかないと間違った契約をしてしまうので注意が必要です。

 Wi-Fi STATION
docomo
WiMAX2+
月額料金●月額1,900円+パケットパック月額定額料
※契約内容によって変動しますが、利用可能データ量によって3,500~25,000円がかかります。
→実質5,400~26,900円/月
●7GB/月プラン(通常プラン):月額2,800~3,600円
●無制限プラン(ギガ放題プラン):月額3,500~4,400円
※プロバイダによって差があります。
速度制限直近3日間のデータ利用量が300万パケット(380MB)を超えると速度制限がかかる。
※どの程度の通信速度まで制限されるのかは非公表。
どのプランでも3日間で10GB以上の利用で速度制限がかかる。
料金について比較すると明らかにWiFi STATIONの方が高いのが分かります。ドコモのスマホユーザーであれば若干割引になりますが、結局のところ基本料(月額1,900円)に利用データ量(月額3,500~25,000円)を加算するためかなり割高となります。

WiFi STATIONの最安値プランで契約した場合月額利用料は5,400円ですが、利用可能なデータ通信量は2GBと少ないです。WiMAXであれば月額3,500~4,400円程度でデータ通信量無制限で利用できますよ!

WiMAXの場合はプロバイダーによっては「20,000円キャッシュバック」などのキャンペーンを実施しており、それを加味すれば実質利用額はもっと低いことになります。

電波の特徴

WiMAX

ひと昔では通信エリアが狭く、ビルなどの障害物に弱いと言われていましたが、最近ではエリア・通信速度共に改善されており評判が良くなっています。
具体的には、電波塔の送信出力向上とモバイルルーターのアンテナ増幅向上の2つの改善により、今まで圏外であった場所がエリア化されたり、電波の弱かった屋内などで通信速度が良くなったりしています。

またau 4G LTEのネットワークを利用することも可能なのでつながらないところを探す方が難しくなっています。

WiFi STATION

通信エリアはドコモのスマホと同じエリアとなるため、WiMAXと比較すると広いのが特徴です。ただし高速通信となる「PREMIUM 4G」は都市部の一部でしか対応していないので通常は185~450Mbpsの速度がメインとなります。

WiMAXと比較して良い点は、障害物に強く屋内でも普通に利用できることと、富士山の山頂など山間部などでもつながることです。

エリアの確認

WiMAXもWiFi STATIONも主要都市はカバーしていますが、契約前に実際にお住まいの地域がサービスエリアの対象なのか確認することが重要です、それぞれ公式サイトから確認することができます。

主要都市だけですがエリアを比較してみました。左がWiMAX、右がWiFi STATIONの対応エリアです。

WiMAXとwifistationのエリア比較

比較ポイントは「WiMAX2+」と「アドバンスモード」の高速通信エリアですが、WiMAXの方が対応エリアが広いことが分かります。LTEだけで比較した場合ですが、この図ではWiMAXの「LTE」が分からないため比較できませんが、ポケットWiFi」の方が広いです。

詳しくはそれぞれの公式ページのエリア判定を参考にしてみてください。

UQ WiMAXの公式ページ(エリア判定)
docomoの公式ページ(エリア判定)

失敗したくない人は本契約の前にお試しを利用

そうはいっても使ってみないことには分からない、確実にモバイルWiFi選びで失敗したくない!というかたにおすすめの方法があります。

それは短期間のお試しを利用することです。本契約をする前に短期間利用して実感するのが一番分かりやすいですよね。それぞれお試しを利用する方法を紹介します。

WiMAXの無料お試し「Try WiMAX」

WiMAXには15日間の無料お試しのサービスがあります。登録料や通信量、レンタル料、配送費用など一切費用は掛からないのがメリットです。

気を付けなければならないのが利用期間の「15日間」で、プロバイダの発送日から返却の着荷日も含めるので、実質7~10日間の利用が目安です。とはいうものの完全無料でお試しが出来るのは良いですよね。

「Try WiMAX」はこちらから申し込みが可能です。→Try WiMAXレンタル

WiFi STATIONのお試しレンタル

ドコモでは無料のお試しレンタルなどありませんので、有料ですがWiFi STATIONの短期レンタルサービスを利用して体験するのがおすすめです。

1日単位でのレンタルとなるので若干割高ですが実際に利用して体感したい方には大変お勧めです。いくつかレンタル会社が存在しましたが1日700円程度が相場のようです。契約日数が長ければ長いほど1日当たりのレンタル料が安くなっています。送料は契約者が負担することになりますので、その点においても注意が必要です。